COLUMN:海外のボクタイ同人作品「kura5」を体験してみた。




-「kura5」とは?
kura5」とは、別名「3D Boktai Fan Game」とも呼ばれているゲーム。
パソコンにて遊ぶ事が出来る、いわゆる「二次創作」です。

海外の有志の方々が制作を続けており、とても一般人の手によって制作されたとは思えない完成度となっております。

 -kura5の世界 
 それは、「新」から更に先の時代…。

 人類はイモータルとの長き戦いの末に、遂に平和な時代を迎える事に成功する。
 ギルドの手によりアンデッドも退治される事で、
 何十年もの穏やかな日々を得ると共に、
 人々はいつしか「暗黒の時代」を忘れつつあった。

 しかし、突如として現れた「悪夢の一族(ナイトメアクラン)」の手によって、
 太陽は日食を起こし、ナイトメアクランの支配下である闇の領域
 「アンデッドゾーン」が発生するようになる。

 再び世界に現れたイモータルに立ち向かう、2人の主人公…。
 自らを「イモータル」と名乗る謎の存在「エミル
 そして「ガンスリンガー」の少女「アニー

 2つの異なる力によって、世界の滅びを防ぎきれ!!


-これぞ、新時代の太陽アクション「Weather Sync」
kura5には「Weather Sync」と呼ばれる独自のシステムが備わっている。
これはボクタイDSで採用された「ギジタイ」とは異なり、
なんと、ネットワーク機能を利用する事で、現実の天候をそのままゲームに反映させているのだ。

さて、それでは天候が悪い地域に住んでいたらゲームを進める事が出来ないのかと言うと、
実はそんな方の為に、Weather Syncをオフにする事が出来る仕組みになっている。
その為、kura5はGBA三部作のようにライブ感を楽しみながら進めていく事が出来る作品でもあり、
ボクタイDSで採用されたギジタイのように、
自分のスタイルに合わせてゲームを楽しむ事が出来る素晴らしい作品にもなっているのだ。


-3Dによって表現される、kura5の世界!


kura5は「3D Boktai Fan Game」とも呼ばれている事からも分かるように、
会話シーンで使われるイラスト以外すべて3Dグラフィックと言うのだから驚きだ。

さて、ボクタイシリーズのドットはとても美麗で、多くのファンの心を掴んでいるがゆえに、
ボクタイ+3D」と言う事にはどうしても違和感を感じる方も居るだろうが…。
体験を終えた私の口から言わせて貰うと、違和感が無かったと言う一言に尽きる。

そう、まさに「ボクタイが3Dになったらこうなるんだろうなぁ~」と言う感じなのである。
3Dになった事で、2Dでは中々表現しづらいであろう演出も可能となっており、
ここまで違和感が無い3D化と言うのは、素直に感動せざるを得ない。

その証拠としては、右記の画像を見て頂けると分かりやすいだろう。
オテンコォ!」と叫びながらヒントパネルから出てくるおてんこさまのシーン…。
イラストが追加されている等の違いはあるものの、3Dになっても、まさに"ボクタイ"なのだ。

そしてなんと言ってもこれぞ"ボクタイ"と言う醍醐味を感じたのは、
ボクタイDSでは廃止になってしまった「壁張り付き」と「壁叩き」の導入。
これによって壁に張り付いて狭い通路を移動したり、ブロックを押す事が可能になっている為、
GBA三部作で用意されていたパズルギミックダンジョン要素に期待が高まるぞ。


-「英語が分からない!」or「キーボードでも遊べるの?」
さて、海外の方々が制作されたと言う事情がある為、
kura5のゲーム内に採用されている言語は、当然「英語」である。
その為、「英語まったく分からないから遊べないよ…」と考える人も決してゼロではないだろう。

…体験版をプレイした私から結論を言わせて貰おう。
安心して欲しい。英語がまったく分からない自分でも問題なくプレイする事が出来た。
もちろん、イベントの会話で何を言っているのかは理解できないのだが、
ある程度のゲーム内用語や単語さえ理解していれば、
キャラクターの表情や雰囲気、効果音で大体の事は分かるようになっている。

また、キーボードでの操作についても体験した感じでは特に問題を感じなかった。
もちろん、コントローラーだとキーボードよりも操作しやすくなると言う点については否定しないが、
少なくとも、序盤はキーボード操作だと詰む程の激ムズアクションを強いられる事は無いので安心して欲しい。

また、キーコンフィグも自分のお好みで決める事が出来る為、自分に合ったスタイルで主人公を操作出来るぞ。


-著者がプレイした「kura5」の序盤までを一挙公開!
   

OPムービーが終わると、ナイトメアクラウンの1人である「ラルペ」と呼ばれるイモータルが登場する。
アンデッドであるグールと何やら会話をしている様子。

そしてラルペの背後には霧の中に包まれ、墓標の目の前に倒れている「アニー」とカラスの姿が。


   

アニーとラルペの会話が終了すると、いよいよアニーの操作が出来るようになる!
早速、太陽銃をラルペに向かって撃ち放つものの、なんとラルペに放った太陽弾は軽々と避けられてしまう!!

はたして、ラルペに太陽弾を当てる為には…!?


   

ラルペとの戦闘を終えてその場から出ると、近くに「ヒントパネル」があるぞ。
このヒントパネルを調べる事で、お馴染みの顔である「おてんこさま」の登場だ!

その近くには、カラスも居るようだが…?


   

先に進んで行くと、ゴーストタウンの郊外に出るぞ。
郊外にはスケルトン等の敵も居るので、無闇に戦闘を仕掛けるよりも、壁叩き等を駆使して進んで行こう!


   

郊外には謎のテントや黒猫(?)が居たり…。
テントが張られている所には複数の洞窟があって、中に入るとパズルギミックが待っている。
パズルをクリアすると鍵を入手する事ができ、貴重なアイテムを入手出来るぞ!


   

そこから先に進むと大きな広場に出るので、その地点にシリーズお馴染み「パイルドライバー」を展開!
ちなみに、さっきの黒猫に話しかけると自動的にセーブを付けてくれるぞ。


   


パイルドライバーを展開した広場にある洞窟こそが、イモータルダンジョン!
ダンジョンの中に入って先に進んで行くと、再びラルペが登場。

そして、中ボスとのバトルになるぞ。


   


一方、その頃…。
謎の存在もまた、動き出そうとしていたのであった。


     

     

     



kura5に興味を持ったら、ぜひ下記のサイトへどうぞ!




  • Windows XP Service Pack 2以上
  • DirectX 9以上のGPU
  • 1024×768の画面解像度
  • 2.0 GHzデュアルコアPentium、i3、またはそれ以上のプロセッサ
  • 最大500 MBのハードディスク空き容量
  • 2 GBのRAM
ページのトップへ戻る
inserted by FC2 system